king×queen
「ん…」
少し顔をゆがめ
薄く眼を開けた朱莉。
「朱莉??起きたか??」
声が上手く出せないのか
頷く朱莉。
「大丈夫だからな??
俺が…決着付けてくる」
何言ってんだ
見たいな顔で
俺をにらむ朱莉。
「今の状態じゃ…
喧嘩なんかできないだろ。
しかも俺が
そんな姿で喧嘩なんて
ゆるさねぇから」
そう言うと朱莉は
窓の方を
見てしまった。
「俺はいなくなんねぇから。
安心しろよ」
「……」
そして朱莉は
近くにあったペンと
紙を手に取り、