king×queen
着いたときの
朱莉の姿は…。
今までに見たことないぐらい
傷だらけだった。
たぶん左腕は…
折れてる。
顔も大分腫れてる。
そして俺に気づいた朱莉は
「なんで…」
そう言って
殴るのを辞めた。
「腹…痛いんじゃ…」
腹を押さえてるのに
気づいたのか
その言葉を発する。
「またあたし…
連に無理させたんだ…」
そう言って朱莉は
俺の方に来た。
だから
「朱莉」
そう呼んだのに朱莉は
俺の横を通り過ぎていった。