king×queen

「朱莉…」

何でそこまでして

「俺を守るんだよ…」

「そんなん決まってんだろ!?」

そう言ったのは

陸都じゃない。

あるクラスの男子。

「朱莉ちゃんは…

実際表には出さないけど‼

守りたいって

思ってるぐらい、

自分を犠牲にしてでも

守りたいぐらい…

お前の事大事に思ってんだろ!?」

……。

「早く…

行ってやれよ!?

絶対強がってるけど…

助けに来てほしいんだよ‼」

こいつの…

温かさに感謝‼

「ありがとな‼

健永‼」

「え!?名前・・

覚えて!?」

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