君からの手紙
ゲームを一通りやりつくして、私が疲れてベッドにもたれかかりながら目を閉じていると、


「ほんとに上手いんだね。」


とカズキが私に言った。


私はそのままの格好で、


「今日はちょっと頑張ったけどな。」


と返す。


私は体を起こして、
気になっていたことを聞いてみた。


「カズキは学校、どこ行くん?」


「一緒やって!」


カズキではなく、ヒロが答えた。


「ほんま?もうクラスとか決まってるの?」


「うーん、まだ、だと思う。」
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