君からの手紙
「八百屋のおばちゃんはな、カズキのことが可愛くて可愛くて仕方ないんやと思うよ。」
「なにそれ。」
カズキは笑いながら私に問う。
「んー...カズキがおばちゃんたちに好かれやすい顔やってこと!」
「うわー。いちおう喜んどくべき?」
さらに笑いながら彼は言う。
カズキの顔は...
おばちゃんだけやなくて、みんなに好かれる顔やけどね、と心の中で呟く。
顔だけじゃなくて、
性格も。
「俺が、俺が」って主張したがるタイプではなく、
だからと言ってみんなに合わせてにこにこ笑ってるような人でもなく。
他人の話をよく聞いて、
自分の意見を言うのにちゃんと言葉を選んで言う人だった。
「なにそれ。」
カズキは笑いながら私に問う。
「んー...カズキがおばちゃんたちに好かれやすい顔やってこと!」
「うわー。いちおう喜んどくべき?」
さらに笑いながら彼は言う。
カズキの顔は...
おばちゃんだけやなくて、みんなに好かれる顔やけどね、と心の中で呟く。
顔だけじゃなくて、
性格も。
「俺が、俺が」って主張したがるタイプではなく、
だからと言ってみんなに合わせてにこにこ笑ってるような人でもなく。
他人の話をよく聞いて、
自分の意見を言うのにちゃんと言葉を選んで言う人だった。