君からの手紙
「カズキくん。」


「おう、佐々。...と、ユカ。」


「何しとるの?」


「あぁ...本探してるんだ。」


その書架には英語の本がずらりと並んでいた。


私はすごい、と呟いた。


こんな本読んでるんや、と。


「あ、あった。」


カズキが一冊の本を抜き取る。


ミカが大声を出して驚く。


「え?シェイクスピア?原文??」


ちょっと、すごいよ、とミカが私の肩を叩いた。
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