君と私、海と空
秒速
その日の夜…

私は自分の部屋から見える

星空を眺めていた。

真っ暗な夜空に

何億という星がキラキラと

私の心を見通しているかのように

優しく輝いている。

私が願っている夢や希望は

いつになったら叶うのだろう…


朝、快晴という言葉が

似合っている晴れ晴れしい朝。

いつものように歩いて

学校に向かう…

桜も少しずつ

花びらが落ちていく中。

昨日と同じ場所に佐藤君がいた。


(星夏) 「おはよう…佐藤君。」

(悠斗) 「お!!…おはよう!! 」

(星夏) 「昨日も桜見てたよね?」

「何してたの?」

(悠斗)「別にちょっと考え事してただけだよ」

(世夏)「そろそろ行かないと学校

遅刻するよ。」

(悠斗)「・…」

桜の木や空は佐藤君が

何を考えているのが

分かるのだろうか・…

佐藤君が通る道は

佐藤君を優しく包みこむかのように

景色が違って見えた。

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