机二つ分の世界は【完】
最終章  机二つ分


朝私はいつもよりも早く家を出た。

学校には多分全校で一番に着いたと思う。


そして自分の席じゃなくて

その隣の席に座った。


裕翔君はここで毎日何をみていたんだろう。

クラスで一番かわいいあの子?

それとも明るくて人気のあの子?


わかんない。何がみえてたのかなぁ。
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