余命6ヶ月
「ただいまぁ」

親は僕が幼い頃に離婚して母親の方に引きとられ女手一つで育てられた。感謝はしてる。でも、ずっと淋しい思いをしていた僕は親にはやり直しをして欲しかった母親にはいつも言っているのに聞いてくれなかった。
母さんは朝からずっと働いている為、いつも部屋は暗くご飯は、適当に食べてと置き手紙があるだけだった。春菜の親も幼い頃に離婚していた。お互い辛い思いをしていた。

「お帰りなさい」

今日は違った。
あれ?母さんの声がする、靴も多いお客さんでもいるのかな、

「母さん今日は・・・」

パン パン パン
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