余命6ヶ月
「ちょ、ちょっと待って。勝くんの病室行ってどうする気?」

春菜の母さんが心配して僕の母さんを呼び止めた。

「あの子に真実を伝えないといけないと思う、だけど、あの子は現実を受け止めることは出来ないと思う、でもあの子にはみんながいる、あの子は1人じゃない、だからきっと、大丈夫」
僕の母さんの言葉に春菜は勝ちゃんに自分は必要だと思った。

「私、勝ちゃんの支えになりたい」

今の私はもう悲しんでいる場合じゃないそう思った。

「私も自分が出来る限り協力するわ」

と春菜の母親。
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