余命6ヶ月
朝から騒がしいそう思った。

(そういえば今日は・・・土曜・・・)

「勝ちゃん今日学校無いよやだなぁ」

いきなり入って来た彼女にびっくりした。
こんなに彼女と一緒にいるのは始めてだった。

「そうだ、売店行こうと思うんだけどついて来てくれる?」

買いたいものがあった。

「いいけど、私が行こうか?」

彼女が気を使ってくれた。
「じっとしてるのは嫌いだから少しは動きたい」

というと、彼女が僕の肩を持ってくれて僕は点滴を持って歩いた。
廊下を出ると男の子がぶつかって来た、点滴は倒れなかったけど男の子が倒れた。

「大丈夫?」

彼女が男の子に話しかけた。

「しょう大丈夫?病院で走ってはいけないと言ってるでしょ、すいませんね家のが迷惑をかけて、ほらしょう謝りなさい」

母親なのだろう礼儀のいい人だった。

「バーカ」

男の子はそう言うと走っていった。

「こら、しょう、本当すみません、しょう待ちなさい」
廊下の向こうでナースとぶつかりそうになっていた。その後を母親が追って行った。

「あの男の子もしょうって言うんだね・・・どうしたの勝ちゃん?」
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