余命6ヶ月
春菜はその話しを聞くと急いで出て行ってしまった。

「あれ?どうしたのかしら変なこと言っちゃったかしら」

僕にはわかっていた。

「母さんは変なこと言ってないよ、これは、春菜の問題だから」

それ以外なにを聞かれても答えなかった。

「勝、昨日は辛い思いさせてごめんね、母さんも辛くなって・・・」

みんなすぐに泣くそれが嫌になって来た。

「確かに、昨日は辛い思いをした、でも春菜と約束したんだ、絶対最後まで諦めないって、だから気にすることじゃない」

母さんはそんな自分の姿にびっくりしていた。

「ありがとう勝、それを聞いて安心したわ今日はねもう1人連れて来てる人がいるの」
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