余命6ヶ月
全てを失った感じがした。
「なぁ春菜?僕が一緒に住みたかった父さんって、あんな人だったのかな?」

さっきの光景が頭から離れなかった。

「それは・・・」

返事に困ってしまった。

「違うよ、あんなの父さんじゃないよ」

2人は驚いた。扉の方を向くと昨日の男の子だった。
「どうしてそう思うの?」
春菜が聞いて見た。

「僕のパパはねお母さんをずっとね殴ったりお茶かけたりしてイジメてたの毎日毎日、僕ずっと思ってたのこんなのお父さんじゃないって」

こんな小さい男の子にもこんな過去があったなんて、
「でもどうしてこの部屋に来たの?」

なんか今日は春菜が積極的だと思った。

「昨日のこと謝りたかったんだけど扉まで来るとあんなことになってたから」

すると、

「しょうこんな所にいたのすいません毎回、毎回」

男の子の母親が入って来た。男の子の話しを聞いていた見たいだった母親の目が赤かった。

「大丈夫ですよ、また来てね」

僕は少し元気が出た見たいだったあの子のお陰で」

「バイバイ」

男の子と母親は部屋をにこやかに出て行った。
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