余命6ヶ月
その夜、春菜は今日は母さんと話しがあると言って帰って行った。
暗い部屋で1人淋しかった。そういえば、一昨日から服を着替えていなかった。昼間、母さんいや、元母さんが持って来ていたカバンに着替えが入っていると思いベッドから立ち上がると隅っこに置いてあるカバンをベッドの上までもって来た。
中を開けると着替えと歯ブラシと本にゲームに携帯に充電器それから封筒・・・封筒?
封筒を開けると中には10万円が入っていて、綺麗に折り畳まれた手紙が入っていた手紙には、

(何か必要な時に使いなさい)

と書いてあった。

(必要な時?いつだろ)

その時はわからなかった。
着替えを終えるとスッキリした、明日はお風呂に入りたいなそう淡い期待をした。ふとテーブルの上を見ると今日元母さんが持って来ていたお弁当があった、なんだかんだでお昼を食べれなかった僕はお弁当を食べることにした。
お弁当には、玉子焼き、スパゲティー、ハンバーグにご飯がパンパン入っていたこれを春菜に食べさせようとしたなんて有り得ないそう思った。
さっき夕ごはんが来て食べようとはしたけど病院の食べ物は口に合わなくて残してしまっていた。
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