余命6ヶ月
「えっとね、先生と相談してよかったら家に来ないかだって」

興奮している彼女、だけど無理だ僕はそう思った。
でも一応試して見ようそう思った。

「ありがとう、考えて見る」

この時は決心が付かなかった。

「まだあるの、昨日あったあの男の子白血病で勝(かつ)って書いて勝(しょう)って言うの」

まだ興奮しているその話しは知っていた何処がいい話しなのだろう。

「春菜ぁ?その話しは昨日聞いたよ」

春菜は少しがっかりしている。

「じゃあその子が今日手術の日ってことも知っているよね?」

淋しいそうに話す彼女、

「手術?でも昨日はドナーを探してるって・・・言ってたよ」

手術の話しは聞いていなかった。

「でも今日手術だって」

驚いた。不安と嬉しさが重なった気持ちだった。

「何時?」

不安がつもる。

「今日の9時頃って聞いたよ、今は11時30分だから2時間30前だよ」

余計心配になって来た。

「手術・・・成功するといいね」

「そうだね、なんか私馬鹿見たいにはしゃいじゃったごめんね」

2人の間に重い空気が漂っていた。
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