余命6ヶ月
もう体が思う用に動かなくなって来てる。
でも、もうそれは自分で受け入れたことだったから、もう仕方がない。
最後にやっておきたいことがあった。

次の日僕は久しぶりに親友の敏志と桜の木の下で待ち合わせした、彼女や彼女の両親には内緒で、彼女の家から桜の木までそう遠くない場所だった、でも今日はとても遠く感じた。
やっと桜の木のところに来るともう敏志は来ていた。
「久しぶりだな、勝」

その顔には笑顔がない。

「どうした?そんな浮かない顔して笑っていようよ」
「そんなことできる訳がないだろ」

「笑っていてくれよ、死ぬのが怖くなるんだよ」

「それでも・・・」

「俺はもうすぐ死ぬんだみんなのそういう顔は見たくないんだよ」

「勝・・・」

春菜と一緒だ目は涙ぐみ必死に笑顔を作っていた。

「今日は頼みがあるんだけど」

「何?なんでも言えよ」
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