余命6ヶ月
僕の用事は済んだ。

「あれはなんだったの?」
敏志に聞かれた。それは秘密だった。

「それは内緒だよ」

それ以上その話しはしなかった。
話しは部活へと移った。

「この間の試合で甲子園出場決まったんだよね」

僕は少し悲しかった。

「本当?まじかぁ」

「どうした?嬉しくないのかよ」

「嬉しいよ・・・でも一緒に・・・出たかった」

「そっ・・・そうだよな」

そういうとチケットを差し出して来た。
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