余命6ヶ月
敏志はさりげなく渡してくれた。

「お前は昔から人に優しいからな」

「当たり前だろ?人に優しく自分に優しく」

「厳しく?だろ」

と敏志。

「ありゃ?」

「まぁ、それもありかな」

「ハハハ」

「ハハハ」

久しぶりの親友との話しは楽しかった、その時だけは「死」という現実を忘れられた。
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