私はあいつなんか好きになるワケがない。
私たちはバスの二人席に座っていた
........近いじゃん
ていうか男子とこんなことするなんて初めて
一緒に昼ご飯食べたり、一緒に帰ったり...
なんでこいつとなの!?
私はずっと心の中で自分と葛藤していた
「瑚奈実がさ、倉篠にいたなんて意外だったわ」
沈黙の中、白石はいきなり口を開いた
「そう?なんで?」
「...だってまた会えるとは思ってなかったから」
「は......?」