私はあいつなんか好きになるワケがない。
「...うん」
「かわいいよねぇ...」
目がくりっとしてて鼻が高くて色白でまつげは長いし茶色い髪の毛はくるっとしてて....男にモテるわ、こりゃ。
「けど性格は最悪だけどな」
「それは白石もでしょ」
「オレは好きなヤツにだけは優しいの」
そう言って私の隣りに座って足をぶらぶらさせた
「やーなヤツ。」
「....瑚奈実さ、やきもちやいた?」
「はっ...!?/// なに言ってんの!?」
「オレが西澤さんにコクられてたから?」
ニヤニヤして私を見る
遊んでるんだ、こいつは....
「自意識過剰でしょ...」
ありえない...こんなヤツに...
「...じゃあ、オレがさっき抱きしめたときどう思った?」
「.....それは、あんたが私をからかってるから」
白石はパンを全部食べ終わると私に近づいた
「オレ、瑚奈実にそんな風に見られてんだ...?」
「...前からあんたのイメージは女好きってこと。小学生のときから色んな女子をからかってたでしょ?」