私はあいつなんか好きになるワケがない。




は............?



「...小学校のときから好きだったんだよ、オレ」


そう言って白石は私の上からどいた


「...ぶっ!!バカでしょ!!ありえないからー」



笑うわ、マジ。


私のことが...好き?


それも小学校のときから...?


この...女好きのくせに!



「ありえなくねーよ....オレ、瑚奈実に他の男が近づかねーように転校してきてからずっと見張ってたんだよ...」


「...私、さっきのファーストキスだった」


「マジで!? ごめん...」


ごめん、と謝りつつも白石はなんだか嬉しそうだった


私はまだ、白石が私のことを好きだっていう感覚が全くないよ...



< 53 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop