私はあいつなんか好きになるワケがない。
恋...か。
その日から、白石は私に近づかなくなった
あの頃のように...
小学生時代のときのように...
全く無視された
白石はあの西澤さんと一緒にいるところを見かけた
「あの子、白石くんと付き合ってんの...?」
華菜が私に本人たちがいる前で大きな声で言った
「...じゃない?」
本当は気になってるくせに気にしてないフリをする
「あと一週間でバレンタインじゃん?瑚奈実は本命、誰にあげるの〜?」
「...本命なんかあげないし」
なんだか...嘘をついた気分だった