私はあいつなんか好きになるワケがない。
恋...か。







その日から、白石は私に近づかなくなった



あの頃のように...


小学生時代のときのように...




全く無視された




白石はあの西澤さんと一緒にいるところを見かけた




「あの子、白石くんと付き合ってんの...?」


華菜が私に本人たちがいる前で大きな声で言った


「...じゃない?」


本当は気になってるくせに気にしてないフリをする



「あと一週間でバレンタインじゃん?瑚奈実は本命、誰にあげるの〜?」



「...本命なんかあげないし」




なんだか...嘘をついた気分だった



< 57 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop