私はあいつなんか好きになるワケがない。









「手、繋いでもいい?」


白石はマフラーから顔を覗かせて茶色い大きな瞳で私を誘惑する



も〜〜〜!!!!


「.....うん」



そして私はあいつにいつも負ける



すると白石は細い指で私の冷たい手を包み込んだ


わっ!!あったか...!







白石の横顔が満面の笑み.....



白石の色素の薄い茶色い髪がサラサラと風で揺れる


いやー....やっぱり、白石ってイケメンなんだなぁ。



ていうかなんで白石、ずっと黙ってんのよ!




「白石ー」



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