姫(自称)から執事への手紙
姫は学校でも姫っぷりを発揮している。
それでも友達がいるから自分自身もびっくりする。
周りは私が我がままでも「優莉華だから仕方ないか」って許してくれるから私もそれに甘えてしまう。
彼氏もそんな感じだ。

そんな姫でも悩みはいっぱいあったりする。
恋する乙女はいつだって大変なのだ。
とりあえず、半年付き合ってんのに家に行ったことがない。
これがまた不思議で、彼の実家には行ったことあるのに、一人暮らしをしている方の家には行ったことがない。
“普通逆なんじゃないの?”
なんて思ってたり・・・。
あとは、車に乗ったこともないかなぁ。
どこかに出掛けるときは彼のお兄さんの車だったり。
彼はシルビアに乗っているらしく一度は乗ってみたいけど、毎回毎回軽しか乗せてくれない。
車好きで軽が嫌いな私には耐えられない。
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