キミが必要だから…


あと、優兄は何処かの暴走族の総長をやってたらしい。

高校卒業と同時に引退したらしいけど…。

私には危ないからって詳しい事は教えてくれない。


病気とか、私の過去の事で迷惑かけてる分、教えて欲しいなんて我儘いえないけど…

やっぱり寂しかったりする。

美『はぁー…』

優「どうした?美世」

美『ううん、なんでもないよ』

私は優兄の手を引いて、少し早足で歩いた。

優兄が少し悲しそうな顔をしているとはしらずに…



美世SIDE end
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