Believe




それから私は当たり前に学校に行って、授業を受けて、そんな日々を過ごしていた。学園祭を目前にした前の日だった。




「凛ー?類先輩って知ってる~?神城類(カマシロルイ)先輩!」



「あー知ってるよ。こたいだの体育祭の時に知ったんだよねぇ」




そう、類先輩と言えば容姿端麗、スポーツ万能で有名な先輩だったのにもかかわらずつい最近知ったばかりだった。そりゃあもちろんガールズには人気ですよ。



「体育祭のときッッ!!??あんたそれまぢでつい最近ね…」



沙羅は呆れた顔をしていてやれやれと首を左右にふっている。


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