ラブラボ! ~恋は華麗な復讐ゲーム~
きれいな眼差し。



それでいて、どこか挑発的な、誘うような瞳。



私は、人目がなければ、歩み寄ってしまうところだった。



鳴海圭吾の顔を、もっとはっきり見てみたかったの。



そんな私を、ミーハーだなんて責めないで。



美しいものを間近で見たいというのは、人間の本能よ!


でも、私はそんな自分をなんとか抑えて、雪美から指示された「偶然のドラマチックな出会い」を演出するべく、深呼吸をする。



でも、事態はそう簡単には転がってくれないのだった……。



はぁ。
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