ラブラボ! ~恋は華麗な復讐ゲーム~
でも、この計画を後で雪美に話すと、彼女は呆れ顔で大きな大きなため息をつくわけだけれど。



いやいや、だってしょうがないじゃない。



これが合コンとかサークルの集まりとか、そういう普通の始まり方なら、流れにまかせて成り行きを見守るわよ。



でも、意図して出会いなんだから、どうしたって不自然になるわ。



私は、自分にそう言い聞かせる。



そして、入り口付近でたむろっている三人の方へゴー!



と、思った瞬間、


「あの、すみません」



隣の席にいた、若いサラリーマン風の男の人に声をかけられた。
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