きみとあたしのモノガタリ
高校1年の夏~Boy friend~
彩織の友達
授業が終わり
掃除時間になったとき
あたしと彩織はほうき片手に
壁に寄りかかり
廊下で話していた
「ねぇ、お願いがある」
彩織が言った
「なに?」
「男紹介していい?」
いきなりの提案だった
「女紹介してってうるさいけさ
面倒やったらメールブチっていいけん」
「いいよ♪」
今、彼氏いないからいいや
ウザかったらぶちればいいし♪
そんな軽い気持ちだった
そのときは・・・
「ぢゃあ安部のアドレス教えとくね」
この時のあたしは
まだ何もわからなかった