紅い夢
さてとー
翌日。
学校へ行くと、すでに教室には
如月がいた。
あのあと、外も暗くって
彼女を家まで送っていった。
さすがに時間もマズイっしょ;
まぁ、彼女の親父さんに
めっちゃキレられたけど;;
「おはよう」
『っおはよう』
普通に挨拶を交わしたつもりだったのに
周りの視線が痛い。
まー、普段挨拶しないかんね。
珍しいのか;
1「おーっす。翔太ぁー」
2「珍しいな、女子に挨拶とかww」
3「2人なんかあった?」
いっせいに声をかけてきたコイツらは
小学校の時からのダチで
1が凌駕(りょうが)
2が拓馬(たくま)
3が陽太(ひなた)
「うっせ。別に何もねーよ。」
「じゃ、なんで昨日の9時頃に町田なんかにいたの?(ニヤ」
「あぁ、あれさヘンなのに絡まれてたから
助けたついでに送っただけ。時間ヤバかったし。」
「ほんとかよwww」
「まじなんもねーからw」
「如月ちゃん、ほんと?」
『はいっ。ほんとに何もなかったですから』
「うーん。ま、いーや」
「にしても、周りの視線痛いんだけど;」
「たしかに;女子やべーだろ」
うっわー
如月が俺のファンから
イジメにあったりしないといーけど;