紅い夢
如月
まさか、凌駕くんに告白されるなんて・・・
実は、凌駕くんとは
小学校の同級生で
当時みんなの人気者だった彼に
憧れてた。
まさか高校生になって
かっこよくなった凌駕くんに
思われてるなんて思ってもなかったし
正直かなり嬉しかった。
でも、黒崎くんの
去り際の寂しそうな表情が
忘れられなかった。
なんだか、思い出すたびに胸が痛むの。
それでもやっぱり、凌駕くんの
想いが嬉しくて、アタシはOKした。
翌日、照れ臭かったけど
わざわざ家まで迎えに来てくれた
凌駕くんと手をつないで学校へ
向かった。
もちろん周りの皆はビックリしてた。
いつもと違う感じに思い切って
イメチェンしてたし、凌駕くんと
一緒に登校してるし・・・///
やっぱ照れるなぁ・・・
てか、今日は気まずいから
なるべく黒崎くんとは会いたくないな・・