大人恋愛部
武藤はそのままコピー室へと消えていき
私は気をとりなおしてパソコンに向かう
ったく
アイツ等のせいで時間ギリギリじゃない!
キャンペーンの招待状をプリントアウトし班の後輩遠藤俊介に郵送を頼んだ
遠藤は今時の若者には珍しい仕事人間
鮎川と同期だが仕事にたいする熱意は数倍上だ
でも
仕事を選り好みするのがたまに傷
案の定
遠藤は招待状の郵送という仕事内容が不満のようであからさまに態度が急変した
「わかりました。
でも、こう言うのは鮎川とかの方が向いてるんじゃ…。」
歯切れの悪い返事に付け足された言葉に思わずイラっとする
「確かに仕事に向き不向きはあるわ。
でも、仕事は仕事。
向いてようが向いてまいが
任されたことには
責任と誠意をもって取り組みなさい。」
若いうちは仕事を選ぶ権利なんかない!がむしゃらにやんなさいよ!
浮かび上がる言葉を飲み込んで
遠藤の反応を待ったが
彼は返事をするでもなく
私を見るでもなく
招待状の入った紙袋を持って
部署から出ていった
私は気をとりなおしてパソコンに向かう
ったく
アイツ等のせいで時間ギリギリじゃない!
キャンペーンの招待状をプリントアウトし班の後輩遠藤俊介に郵送を頼んだ
遠藤は今時の若者には珍しい仕事人間
鮎川と同期だが仕事にたいする熱意は数倍上だ
でも
仕事を選り好みするのがたまに傷
案の定
遠藤は招待状の郵送という仕事内容が不満のようであからさまに態度が急変した
「わかりました。
でも、こう言うのは鮎川とかの方が向いてるんじゃ…。」
歯切れの悪い返事に付け足された言葉に思わずイラっとする
「確かに仕事に向き不向きはあるわ。
でも、仕事は仕事。
向いてようが向いてまいが
任されたことには
責任と誠意をもって取り組みなさい。」
若いうちは仕事を選ぶ権利なんかない!がむしゃらにやんなさいよ!
浮かび上がる言葉を飲み込んで
遠藤の反応を待ったが
彼は返事をするでもなく
私を見るでもなく
招待状の入った紙袋を持って
部署から出ていった