りすくんと魔法のクローバー~りすねこシリーズ~
コン、コン、
自分のセキで目が冷めたりすくん。

トン、トン、
扉がノックされました。誰かが来たようです。

でも、りすくんはなかなか動けません。
重い身体をおこし、窓から外を見てみます。

「あ、りすくん。この間はどうもありがとう。おばあちゃん、すっかり元気になったよ!」
コン、コン、とセキをする、りすくん。それはよかったとうなずきます。

「りすくん?? 体調悪いの? 大丈夫?」
「うん。」と、言ったつもりでしたが、それもセキにかわりました。

りすくんは布団に横になります。ねこちゃんはもう見えません。
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