りすくんと魔法のクローバー~りすねこシリーズ~
「りすくん…?」
ねこちゃんがりすくんを見つめます。

「ふわふわする…」
「ふわふわ…?」

「うん、身体がとっても軽くなったんだ!」

りすくんは布団から出ると、元気に体操して見せました。
「やったぁ!ありがとう、クローバーさん!よかったね、りすくん!」

ねこちゃんはりすくんに抱きつきます。
「うん、ありがとうねこちゃん! ありがとう、クローバーさん…」

ねこちゃんの手の中。枯れたクローバーを二匹は見つめました。
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