Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
ドライブ
「出かけるぞ」
「えっ?」
いきなり何を…
「晩飯、外で食べる」
「は、はい」
「お前、服 それしかないのか?」
社長がご飯食べに行くようなレストランに、こんな格好では行けないわね。
「ワンピースなら」
一応、この間買ったやつを入れといた。
「ん。じゃあそれに着替えろ」
「はい」
ベランダから部屋に戻り、支度にかかる。
お化粧もしなくちゃなんないわね。
――
―
支度をして、リビングへ
「出来たか?」
新聞から顔を上げて私を見る。
えっと…社長様じっと私を見てるだけで何も言わないんですけど。
もしかしてよっぽど似合ってないのかな。
「お前、プライベートではそんな格好してんのか?」
「ぉおかしいですか?」
「あっ、いや。大丈夫だ」
はぁ~安心した。
「じゃあ行くぞ」
「はい」
エレベーターで駐車場へ
「車で行くんですか?」
「あぁ、時間が早いから。ドライブするか」
「ドライブ! わぁ!ぅ嬉しいです」
ドライブだぁ。何かテンション上がる。
「早く乗れ」
「はい」
ベンツでドライブだよ。
今までも乗ってたけど、ドライブはやっぱり違うもん。
例え、相手が社長様でもね。