Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
驚いて目を開けると
フッと笑ってる社長がいた。
――
―
「夕日 沈むぞ」
夕日が沈む…そんな時間なんだ。
何も話さず、ただ沈んでいく夕日を二人で見てる。
完全に太陽が姿を消した。
「行くか」
「あ、はい」
車に戻り、走り出した。
何処へ行くんだろう?
街へ戻るのかな。
暫く車を走らせて…止まった。
えっ?
此処?
「降りろ」
車から降りたそこは
雑誌とかでも有名なホテル。
はぁ~
素敵だなぁ。
こんな所…私とは縁のない所だと思っていた。
改めて、やっぱり社長は凄いんだと感じてしまう。
私と社長って住む世界が違うんだ。
胸に小さな痛みが走る。
「どうした?行くぞ」
手を引っ張られて、ホテルのレストランへ