Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「ん。じゃあ服選べ」
「は、はい」
選べって言われても…
「決まったか?」
「え、えっ~と」
「……」
急かされると余計選べない。
「これとこれ どうだ?」
小花模様のプリントワンピースと淡いベージュのワンピース
「わぁ~素敵ですね」
社長 やっぱり趣味いいな。
「ん じゃあこれでいいな」
「えっ?」
どちらかまだ選んでない。
「サイズは合うか?試着してみろ」
二枚渡されて、試着室に放り込まれた。
「どうだ?」
「はい」
小花模様から着て
「ん…もう一枚の着て」
「は、 はい」
忙しない。
ベージュを着て
「ん」
一言!
「着替えて来い」
気に入らなかったのかな。
似合ってなかったのかな。
元のワンピースを着て試着室を出る。
「貸せ」
ワンピースを渡すと…そのまま支払いに!
えっ?二枚共買ってくれるの。
「し、社長…二枚は勿体ないです。一枚で」
「いいから」
――
―
結局、二枚共買ってもらった。
「ありがとうございます」
「ん」