Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
ホテルに戻って
「その花柄のに着替えて来い」
「……」
「早く」
「は、はい」
寝室に駆け込んで、急いで着替える。
可愛いワンピース
に、似合ってるかなぁ。
髪…上げた方がいいかな?
ツイストにして纏めバレッタで留める。
うん。 このワンピースにはスッキリ纏めた方がいいや。
寝室を出て
「遅かっ」
社長が振り返り言葉が…
「ぉおかしいですか?」
「あっ、いや…ただ、髪上げてっから…初めて見た」
そうか。会社では下ろしてるか、下で括ってるもんな。
まとめ髪はお休み限定だから。
「昼飯食いに行くぞ」
もうそんな時間か。
ホテルから車に乗り、暫く走る。
「お前、そういえばいつもその金のネックレスしてんな」
「あっ、これですか?」
「寝てる時もしてる」
「お守り代わりなんです」
ネックレスを触りながら
「お守り代わり?」
「はい。20歳の誕生日にお祖父ちゃんとお祖母ちゃんから貰ったんです。金の物を身につけてるといいって」
「へぇ~」