Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「もしかして、私が嫌がってるから意地になってませんか?例えば結婚してもすぐ飽きて今までの彼女さんらのように棄てられるんですか?」
ありえる。
欲しがった玩具が手に入ったらもう見向きもしない子どものようにごみ箱行きにされそうだ。
「…お前は本当に馬鹿だな」
「えっ?」
「すぐ飽きて捨てるなら わざわざ結婚なんかするか。めんどくさい」
「……」
何故か再び沈黙
――
―
ハッ!
こんなことしてる場合じゃないわ。
「社長、もう戻らないと」
結構時間が経ってる。
腕時計を見て
「ん。そうだな」
私が追加注文したケーキ代も払ってくれ、オフィスに戻った。