Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「お前の秘書殿は人気あるな。みんなのアイドルだな、ありゃ。彼女狙いの奴も多いみたいだし」
「……」
「あんまり苛めるなよ」
「はぁ?苛めるわけねぇだろ」
「ふ~ん、じゃあ、今週末仲のいい連中と飲み会らしいから機嫌よく出してやってくれよ」
「そんなこと知るか!仕事が第一だ」
「そりゃそうだがな」
――
―
打ち合わせが終わって部屋を出て
アイツが席を立ち見送る。
って、何で楽しそうに話してんだ。
俺とは絶対無駄な話しなんかしないくせに。
「おい」
「はい」
「△△社の書類」
「はい」
書類を持って来て渡すだけ渡したら、さっさと出て行く。
仕事は出来るから、問題は無いが何かイライラする。