Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
そんなある日
「ほんとに告るのか?」
「あぁ」
ん?
自販機の傍らで、何やら…
「だけど、あの子は残業が多いから…いつ告るんだ?」
「社長が早く帰る時なら、残業ないだろう」
「いつの事だ?」
「社長のスケジュールが分かればな~」
――
―
な に ?
アイツに告るつぅ話しか!
――
―
「社長、△△社へ行かれるお時間です」
「……」
「社長?」
穴のあく程コイツの顔を見てた。
「あ、あぁ」
しっかりしろ俺!
仕事だ、仕事。
「じゃあ行って来る」
「いってらっしゃいませ」
いつもと変わらず礼儀正しい…てか正しすぎるだろ。
思わず
「追い出したいみたいだな」
嫌味が口をつく。
が…動じる事もなく、ニコッと微笑み俺を送り出す。