Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
朝
ん?
何か俺の顔をじとっと見てるような。
「もういいか?」
「鑑賞終わったか?」
「見惚れたか?」
俺が起きてたのを知って真っ赤になってる。
ホントにコイツは可愛すぎんだろ。
堪らず抱き寄せてキスを。
瞼にキスを…鼻にキスを…そして再び唇に…激しくキス!
「Lesson4終了」
照れ隠しにこう言うと
「…ありがとうございました。社長に褒めて頂いたので他でも試してみたいと思います」
コイツはいったい今なにを言った?
一瞬のうちに頭に血が上り
「許さん」
コイツに覆いかぶさり、激しく唇を奪う。
唇を傷つけるほどに…
やっと抵抗を止めたので…宥めるように…優しく…
それと同時に俺の理性も戻り
唇を離して
「からかったな」
「いい度胸してんじゃねえか」
睨むと
「ごごごめんなさい」
「すすすみません」
謝りまくってるし。
フッ!
デコピン 一発!
完全に涙目だ。
やることなすこと何処まで俺を煽れば気が済むんだ?
これがまた無意識だからよけいに厄介だ。
「起きて、支度しろ」
今度は俺が見てる前で着替えるのは嫌だと。
今更、恥ずかしがる必要ないと思うが
「分かった。外で待っててやるから。早く着替えろ」
俺を外で待たすなんて…後にも先にもコイツだけだ。