Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「もういいか」
「は、はい」
部屋に入り
「お前…そんな格好してっと、ほんとガキだな。クククク…」
ジーパンと今若い女が着てるだぼっとした服だとマジに学生にしか見えない。
スーツとスエット姿しか見たことないから。
「荷物は?」
「へっ?」
「だから荷物はつってんの」
「お前は馬鹿か!これから俺の家に行くんだろうが」
「行きません」
「ん?」
まだ逆らうのか。
「行くんだよ」
俺にも我慢の限界はある。
「もう風邪も治りましたし、これ以上ご迷惑をおかけするわけには」
「風邪なんか知るか」
じゃあ行く必要がないと。
「頑固だな。お前は俺の家でこれから暮らす」
「な、なんですってぇ~」
驚いて口が開いてるし。
「結婚すんだから一緒に暮らすのは当たり前だろ」
「……」
「とにかく腹も減ったし、今日と明日の分だけでいいから用意しろ」
「……」
「なに突っ立ってんだ?お前がしないなら俺がする」
辛気臭い。
クローゼットを開けた。