Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「どっちにしてもお前には大差ないだろ。俺ん家泊まるのも、此処に泊まるのも」
なんか真剣に考えてるし。
まぁ、なにを考えてるか検討はついてるが。
「クククク…」
「どうかされましたか?なにかおかしいことでも」
「い、いや。なんでもない」
「……」
「クククク…」
笑いが込み上げてくる。
コイツはなにがおかしいんだろう?というような顔してるし。
「お代わりするか?」
グラスが空っぽ
「飲みたきゃ飲んでいいぞ。…その方がすぐ眠れるんじゃないのか?」
「……」
先に寝る作戦は見え透いてるし。
「クククク…」
コイツはますます赤くなる。
「どうする?」
「もう結構です」
「クククク…」
「そ、そんなに笑わないで下さい」
「クククク…」
「社長! 笑い死にしますよ」
「ハハハ…」
「社長」
笑い死にとは!
ほんと面白い奴。
コイツは俺から外へ視線を移し…
真っ暗闇を見つめてる。
今コイツの頭には何があるのか…
「行くか」
飲み終わって立ち上がり、コイツの腕を取り