Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「着替えて来ます」
バスルームに行こうとするから
「覗かないから寝室で着替えろ」
コイツが疑い深そうな顔で俺を見てる。
「鍵かけたらいいだろ」
覗くわけないだろが!
「い、いえ。信じてますから」
あたふたと言い訳をし慌てて寝室に入って行った。
ほんとに何でも顔に出る奴だな。
寝室から出て来て
「コーヒー」
「はい」
コーヒーをカップに注ぎ、一つを俺に差し出す。
「いただきます」
「……」
黙々と食べている。
「朝からよく食うな」
「だって美味しすぎます。社長も全部召し上がったじゃないですか」
「お前は、俺と同じだけ食べたんだぞ」
朝からしっかり全部食ってる。
が
食べ過ぎたのかとマジに悩んでるし。
「クククク…」
「……」
「まぁ、毎日じゃないから太らないだろ」
コイツの考えてる事くらい、ばればれだ。
「い、いや…ハハハ…」
笑ってごまかしてるし。
「散歩行くか?」
「は、はい。行きたいです」
「ん」