Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
俺のデート
ホテルを出て海岸へ
朝だから人も少ない。
「気持ちいいですね~ 今日は波も穏やかだし」
「だな」
「サーフィンっていつ頃からなさってるんですか?」
「高校からだな」
「じゃあもう10年以上ですか?」
「そうだな。ここ2、3年はしてないな。そういや」
「忙しいですから」
「あぁ。 ほんと、今度泳ぎに行くぞ」
「えっ?」
「泳げるつったろ」
「はい」
泳ぎに行くと言うと驚いてる。
「で」
ちょっと、からかってやるか。
「ビキニだろうな」
「えっ?」
「クククク…」
「ワ、ワンピースです」
真っ赤になってるし。
「じゃあビキニ買ってやる」
「い、要りませんって」
「遠慮すんな」
「してません」
「俺が買ってやるつってんだから、ありがたく受け取れよ」
「……」
「ハハハ…」
「社長~」
コイツもちょっとリラックスしてきたのか、俺に心を開いてきたのか、普通に話すようになってきた。