Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
俺の過ち
部屋に戻り
「俺の勝ちな」
「……」
「計4回だから…まず、一回目」
「えっ、今ですか?」
俺が近づくと
「後からじゃ」
耳元で
「今…して」
「ヒ、ヒャッ!」
耳に息を吹き掛ける。
コイツは慌てて、手で耳を隠してるし。
「クククク…敏感だな」
「社長~」
「泣いても駄目だ。約束は守ってもらう」
「……」
「ほら、早く」
観念したのか
「分かりました」
俺の頬に手を添え…唇を近づけてくる。
後…数ミリってところで
ぐいっと引き寄せ…キスをした。
それは…コイツのように甘い…キス
――
―
唇が離れ
「今のは俺からしたから…後4回お前からな」
「えっ?狡いです」
「あ?狡かねぇだろ。お前が辛気臭いからだろが」
しっかり口答えするし。
って、この俺に口答えすんのはコイツくらいじゃないか?
俺のことを怖がってるようなんだが、変に度胸あるよな。