Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~

6月30日(土曜日)




【6月30日(土曜日)】



「起きて下さい」

「……」

向こうを向かれた。

もう!

「起きて下さいって!ゴルフに行かれるんでしょう?遅れます」

「分かった…」

ベッドから離れようとしたら、手を捕まれてベッドに引きずり込まれた。

「し、社長」

「社長じゃねぇし」

「恭介さん、離して下さい」

「嫌」

嫌って言われても

「副社長がお迎えに来られます。それまでに朝ご飯食べなきゃ」

「朝ご飯よりお前を食いたい」

私…真っ赤!

「駄目です。結婚するまで食べないって言ったのは しゃ、じゃないや、恭介さんでしょ」

「はぁ~ 言わなきゃよかった」

クスクス笑って、社長の唇に

チュッ!

軽くキスしてベッドから降りた。


朝ご飯の支度をして

やっと起きて来た社長と食べる。

「じゃあ、私、実家に行きますから」

「一人で大丈夫か?」

「大丈夫です」

いつも一人で帰ってんのにね。




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