Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「おい」
あ、呼び出しが…
「はい」
さっきの事は忘れて…と
「〇〇社の資料はあるか?」
「はい」
「持って来てくれ」
「はい」
〇〇社の資料ね。
――
―
「失礼します」
社長室に入り、資料を渡す。
パラパラと確認し
「明日、会議に使うからコピーを」
「はい、 失礼します」
部屋を出ようとしたら…腕を捕まれた。
「な、何なんですか?」
抱きしめられて
また、キスされた。
時間にしたら2、3秒だけど…
「誰がキスしていいって言いました?」
怒りがふつふつ沸いて来た。
「誰も…」
よくもまぁ、しれっと
「じゃあしないで下さい」
「俺は命令されるのは嫌いでね」
「め、命令じゃなくお、お願いです」
「却下」
はぁ?
却下って何?
「言ったろ。お前は俺のだって」
な、何言ってんの、この人は?
「わ、私は、し、社長の持ち物じゃありません!」
離れようとすると、また強く抱きしめられた。
「悪いけど諦めて俺のもんになれ」
「嫌です」