Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



「あ、いえ。帰りに買い物もあるしいいです」

「大丈夫か?」

「はい」

社長に買い物付き合ってもらうと忙しない。

「お前…平気か?」

「なにがですか?」

言ってる意味が分かんない。

「俺がいなくてだ」

な、なにを恥ずかしいことを。

「ん どうなんだ?」

やけに甘い優しい声。

「さ、淋しいです」

「ほんとか?」

「はい。だって」

「ん?」

「熊五郎もいないんですよ」

「はぁ? く、熊五郎って…お前なぁ」

「はい?」

「もう いい。疲れた。俺、寝る。お前も寝ろ。明日早く帰って来い」

切れた。

社長もキレた。

あ~今頃、熊五郎に八つ当たりしてるんじゃないよね。

大丈夫か、熊五郎!



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